レンタルした振袖を汚してしまった…クリーニング代は請求されるの?

公開日: 2024/05/15 最終更新日: 2024/01/23

汚してしまった

振袖は特別な日に着るハレの衣装です。めったに着る機会がないため、立ち振る舞いがぎこちなくなり、意図せず汚してしまうこともあるかもしれません。レンタルで借りた振袖であれば、クリーニング代が頭をよぎるかもしれません。本記事ではレンタルした振袖に関する規約やクリーニング代の相場、振袖を汚さないためのポイントなどをまとめます。

クリーニング代については規約をしっかり確認しよう

振袖を汚してしまったときのことについて、ほとんどの振袖レンタルショップでは規約を定めています。規約の内容は業者によって異なります。規約でクリーニング代無料としているときは、下手に汚れを落とそうとするのはリスクがあります。

なぜなら、振袖のクリーニングは一般的なクリーニングと異なる点があるため、振袖専門のクリーニング店に依頼していることが多いからです。クリーニング代を無料としている理由は、レンタル料金の中にクリーニング代が含まれているからです。

食べこぼしの汚れやメイク汚れ、雨の日の泥はねといった軽微な汚れはレンタル業者の想定内です。しかし、ペンキがついてしまったり、マジック汚れが付いたりといった業者が想定していない汚れに関してはクリーニング代無料であっても追加料金を請求される可能性があるので注意しましょう。

では、振袖を汚してしまったときはどのような応急措置をすればよいのでしょうか。汚れの対処法は汚れの種類によって異なります。業者によってはレンタルの規約やレンタルに関する説明書で対処法が明記されていることがあります。

その場合は、対処法に従って応急措置をすればよいでしょう。対処法が明記されていなかったり、応急措置をする必要がないとしている業者でレンタルしたときは、早急に返却するのが無難です。

汚れは付着してから日数が経過する程落ちにくくなるため、当初予定よりも早く返却し、レンタル店に汚れについて報告しましょう。まちがっても、自分の判断でクリーニングに出したり、自己流で汚れ落としなどをしないようにしましょう。

クリーニング代を請求される場合の相場

クリーニングは振袖専門業者が行うことが多いため、なかなか明確な相場が出しにくいのが実情です。そこで、自分の振袖をクリーニングするときの金額を参考として提示します。多くの人が選択するクリーニング方法が着物丸洗いです。

基本的には洋服のドライクリーニングと同じで石油系の溶剤を使って洗浄します。丸洗いの相場は10,000円から15,000円の前後です。しかし、この方法では着物についたシミを完全に落とすのが困難です。着物の袖についてしまったファンデーションや食事中のシミなどは「シミ抜き」が必要です。

シミ抜きの相場は1カ所あたり2,000円前後ですが、シミの大きさや汚れの程度、汚れの質によって金額が前後します。シミ抜きの技術は業者によってかなり異なります。そのため、レンタル店では振袖専門業者にクリーニングを依頼するのです。

クリーニング代がどのくらいかかるか不透明であることを考えると、「クリーニング代込み」のレンタル業者を選んだほうが良いといえます。クリーニング代に関する規約をしっかり読み、クリーニング代が明確になっている業者を選ぶと安心です。

振袖を汚さないようにするためのポイント

ここまで、クリーニング代に関する規約を確認することや、クリーニング代の目安などについて整理してきました。最もよいのは、クリーニングが必要な汚れを付けないことです。食事による汚れを避けるにはハンカチを膝にかけるのが効果的です。

小さなハンカチでは汚れをガードしにくいので、帯下から膝がすっぽり隠れるくらいのハンカチを持っていきましょう。また、振袖を着ている間は麺類や汁物など液体が飛ぶ可能性がある食べ物はできるだけ避けたほうがよいでしょう。汚れが付かないように注意しても振袖を汚してしまうときがあります。

そんなときはどうすればよいのでしょうか。振袖を汚さないようにするためのポイントも解説します。振袖に関するよくある汚れのパターンは3つです。1つ目は飲み物などによる液体汚れです。

冬に行われる成人式で、振袖を着たまま暖かい飲み物をのみ、他の人とぶつかるなどしてこぼしてしまうケースなどが想定されます。液体による汚れはハンカチやティッシュでそっとふき取るとよいでしょう。

2つ目はメイクなどによる汚れです。ファンデーションや口紅などが振袖に付着するかもしれません。油性のファンデーションであれば、油汚れがついてしまいます。油汚れは自分で対応しようとすると返って被害を拡大させてしまうかもしれませんので、なるべく早く点たる店に着物を返却して対応をゆだねましょう。

3つ目は雨の日の泥はねです。泥が濡れている状態で無理やりふくのはよくありません。繊維に汚れがしみこんでしまう可能性があるからです。乾いてから泥を落としましょう。汚れが気になる場合は、なるべく早くレンタル店に返却しましょう。

まとめ

今回はレンタル振袖のクリーニング代や別途請求されるクリーニング代の相場、振袖を汚さないコツと汚した時の応急措置について解説してきました。振袖レンタルは手軽ですがあくまで借り物です。できる限り汚さないように注意しなければなりません。それでも、さまざまな理由で汚す可能性はありますので、レンタルする前にクリーニングに関する規約をしっかり確認し、後日トラブルにならないようにしましょう。

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